人を動かす定石

人を動かすには、簡単にいうと、

相手との親和関係をつくりあげる
いきなり、何か相手が嫌がるような話をもっていっても、それは通りません。

あいつの言うことなら聞いてやろうか、という関係をつくっておかないとなりません。

次に相手の言い分を認める
そして、自分の言い分ではなく相手の言い分を理解していることを表明しないといけません。意見を変えるのはあなたではなく、あくまで相手なのですから。

そこで、相手にとってもっとよい道理を示す
この状況で、相手にもっといい手があるよ、と教えてあげることです。

そのさいに、暗示を使って相手の空想を転換させる
いままで抱いていた空想が別の空想に変質することによって、おのずと行動が変わるのです。これは昨日解説したとおりです。相手が浮かべやすい空想を用います。これはL研リーダースクールの人間行動基準を学ぶことで、ヒントが得られます。

L研リーダースクールはこちら

説得と暗示についての詳細は拙著『リーダーの暗示学』にありますので、ご参照ください。

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人間の行動基準は大ざっぱにいって10種類あります。それを頭に入れて、なおかつそのタイプを識別できれば、対人折衝ではとても役にたちます。

その基本的な考え方を示したものが、11月に発売予定の
『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える」(鳥影社)

この立読みを準備しました。一部ごらんいただけます。こちらから