2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

リーダーのなすべきこと

菅さんがなぜ信頼されないのか。公約(ビジョン)をいくら書いても信じられません。単に選挙対策くらいにしか思われないでしょう。そうではないと主張するためには、具体的なアクションプランを示さないといけません。ビジョンとアクションプランが対になっ…

自発性を発揮できる組織をつくる

私は自発性を発揮できる組織がいちばん強いと思っています。目標に対して、全メンバーが自分がやらねばと思っている組織こそ理想です。なかなかありえないことでしょうが。そういうものは、よほど危機感が高まっていなければ起きえないことでしょう。しかし…

成長機会を与える集団作り

企業リーダーでしたら、「成績を上げる」という集団目標の追求以外に、以下の3原則を常に考えるべきだと思います。それらは、組織のまとまりを保つために考えるべき要因です。・仲間意識が感じられる集団づくり ・成長の機会があると感じさせる集団づくり ・…

リーダー研修のあり方について

日経ビジネスオンラインの2011年1月19日号に鈴木義幸氏が興味深い記事を寄稿されています。タイトル:「人の成長は「問い」から始まる リーダー研修には限界と弊害がある」「よく『リーダーシップ研修』が行われています。リーダーとなるべき人たちを1つの場…

サブシステムの連動を用いる訓練をしよう

本日、リーダー研究所のサイトから5冊まとめて拙著をお買いいただきました。ありがとうございました。5冊もお買い上げ頂いた方が、昨日、今日と2日続きでしたので、ほんとにびっくりしました。L研サイトでご購入いただくと、L研クラブ会員に登録され、貴重な…

人間行動学の観点から、知の生産性を高めるには

昨日、リーダー研究所のサイトから5冊まとめて拙著をお買いいただきました。ありがとうございます。L研サイトでご購入いただくと、L研クラブ会員に登録され、貴重な資料がフリーで閲覧できますので、みなさまもよろしかったらどうぞ。さて、本題に入ります。…

辺境の価値

辺境には古い文化が保存されていることが多い。東北や沖縄には古い日本文化の痕跡が多く残っている。そもそも日本自体がアジアの辺境であった。そのため、中国の言語学者にいわせると、日本語は中国語の博物館なのだそうだ。時代の違う中国語が、ごちゃまぜ…

相手の感受性に合った言葉かけの効果

以下は拙著『リーダーの暗示学』からとりました。昭和20年9月、吉田茂が外務大臣に就任してすぐのことでした。このとき、日本を統治していた占領軍司令官のマッカーサーと吉田は初めて会うわけです。昭和天皇とマッカーサー司令長官の会見をセットアップする…

間接的なほめ方

間接的にほめる手段というのは、なかなか応用が広くて、効果も味わい深いものです。たとえば、副社長に「社長が君のことをほめていたよ」と部長さんが言われたらうれしいでしょう。この場合は、実は社長が副社長に言わせているのです。社長から直に言うこと…

組織の動かし方

人は長いものに巻かれやすいを一旦書きましたが、去年書いておりましたので、急遽変更です。私が考える組織のイメージをご説明いたしましょう。◆組織とは何か? 組織には組織の構成要素が必ずあります。私はこれをビー玉の詰まったビニール袋と表現します。…

ほめる技術

今日は拙著『伝動戦略』から、私の体験事例をもってきましょう。ある地方自治体で経営問題の研究会が設けられ、その委員として私にお誘いがかかったときのことです。この研究会の委員のなかに、妙に服装にこだわっている学者先生がおりました。ある日などは…

人を見るにはどのような能力と訓練が必要か

昨日、拙著『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』をL研リーダースクールのサイトからご購入頂きました。ありがとうございました。早速発送いたしました。さて、リーダーにとって「人を見る能力」とは?ひと言でいえば、こんな能力のことです。 相…

リーダーの人間行動学クイズ

船が難破して乗客がボートに乗り移ってきたがボートは満員。誰かが海に飛び込み、泳がなければならない。どうやって説得するか。イギリス人にはこう言うといい。 「ジェントルマンらしく振る舞ってくれ」ドイツ人には 「船長の命令である」イタリア人には 「…

今年は人間行動学の年にしたい

新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。今年は人間行動学の年にしたいと思っています。そんなことを思っておりましたら、昨夜テレビで空海と最澄の説明をしている番組をたまたまみつけました。「たけしの教科書に載らない日…

新年おめでとうございます

[:]昨年は拙著ならびにL研リーダースクールの資料を お買い求め頂きまして、誠に有り難うございます。 今年は内容の充実に一層励む所存です。 どうぞよろしくお願いいたします。 平成23年元旦 佐藤直曉