いろいろな勉強法に飛びつくhopperへ

時々、"なんとか法"という名前で、思考法が流行します。ちょっと前にはやっていたのは(今もはやっているのかもしれませんが)レゾナンス思考とかいうもの。ロジカルシンキングというのはかなり長い間続いていますかね。

そういうのを次々と追いかける人に、今日は少々苦言を。 
 
私は、はやりの何とか法というのを、まず追いかけません。
 
私は、将棋の棋士の勉強法を例にあげて、当ブログで勉強法について説明したことがあります。棋士の場合は、「読み」と「手が浮かぶこと」ですね。読みは論理的思考ですし、手が浮かぶことは閃きです。そういうことと、レゾナンス思考は近いのかもしれません。
 
細かいことはよくわかりませんが、言っていることはまともなようです。特に目新しいことはありませんが。まあ理解出来ます。

むしろ、そういう何とか法にすぐ飛びつく心理の方が問題だと思います。

○○法の本を読み、次は××法の本を読む。それでなんとかできそうな気がしてくる……のかどうか。

本気である分野について勉強しようと思っている人なら、なんとか勉強法という類の本など買わずに、そのお金で勉強分野の本をどっくに買って読みはじめているでしょう。

勉強法の本を買っている間は、まだ本気で勉強しようと思っていない人だと私は思いますね。

ただし、ある分野を勉強していて、やり方に行き詰まった人がなんとか法の本を読むなら、まあ許せるというか、ありうることだろうとは思いますが。

いろいろな勉強法に飛びつく人は、潜在意識ではまだ勉強したくないと思っている人だと私は見ますが、いかがでしょうか。

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人間の行動基準(感受性)は大ざっぱにいって10種類あります。それを頭に入れ、なおかつそのタイプを識別して、対人折衝にあたれば、指導は非常に効果的になります。
こちらから

基本的な考え方や分析方法を示したものが、12月初旬に発売予定の『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える」(鳥影社)です。少し予定より遅れています。

この立読みを準備しました。一部ごらんいただけます。こちらから