チーム運営のためのコミュニケーション・スキル

通信教育のL研リーダースクールでは、コミュニケーション科でリーダーのためのコミュニケーション力を強化する通信講座を提供しています。

初等科、中等科では、1対1のコミュニケーション力強化を扱っています。

高等科では、チーム運営力を高める能力としてのコミュニケーション・スキルを扱っています。

この講座は、一般のコミュニケーションについてもたれるイメージよりも、チーム運営マネジメント能力に属すると思います。


◆チームに対する発信力とは

チームに対するメッセージの発信能力を分解すれば三つの要素になります。

第一は、ゴールの設定です。

美しいゴールは人の心を打ちます。壮大なゴールは人の心を躍動させます。

ゴールは上の階層から降りてくることが多いわけですが、それを自分のチームに噛みくだく必要があります。

第二は、ゴールまでのプロセスを示すこと

リーダーの信頼性という意味では、この部分の方がむしろ重要です。

何をいつまでに行うのか。その結果を受けて、次はどんなことをやっていくのか。

そのようなプロセスをゴールに達するまで描く必要があります。

このプロセスのたて方によって、ゴールまでの達成率がまるで違ってきますが、そういったことを、合理的に説明できるリーダーは、メンバーからの信頼が高まります。

第三は、その言葉が正しいかどうかの実績をつくることです。

プロジェクトを起ちあげ、初期の段階で成果がでないとき、リーダーに対する信頼は一気にしぼんでしまいます。

リーダーは最初のステップで絶対成功を勝ち取らないといけません。

信頼性というのは、実績がとても大事なのです。

実績がない場合は、とにかくそれをまず作ることから始めなければいけません。

これについては、拙著『暗示型戦略』を参照してください。詳しく紹介されています。

このような能力を強化するために、私は三冊の本を書いています。

最初が『先見力訓練法』です。10年以上前に書いていまして、在庫がないようで、プレミアで8,800円がついています。

L研リーダースクールでは著者保有在庫がまだあります。1,470円で販売していますので、ご利用ください。

この本のポイントは、先を読むに当たって重要なポイントを説明しています。

戦略ゴールの設定にはどうしても必要な能力です。

次に『伝動戦略』という本を紹介します。

これは、革新を普及する際にどういう点を考えて行うべきかという問題を扱います。

この本と『暗示型戦略』をあわせ読むと、戦略実施計画の策定方法が理解できるでしょう。

この3冊の本を読んで、実際に戦略策定ならびに戦略実施をしていくうえでの能力を強化するのが高等コミュニケーション科の目的です。

次回からは、上記の本の内容について少しずつ説明していきます。

11月12日(土曜日)午後2時から4時半まで、東京銀座にてセミナーを行います。

今回は初等コミュニケーション科に必要な人間分析法の解説をしますので、お時間のある方はぜひお出でください。

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