ゴールを伝えるコミュニケーション力

リーダーのコミュニケーション能力を高める通信教育研修を行っているL研リーダースクールの佐藤直曉です。

今日はチーム運営におけるリーダーの発信力の問題を扱います。

今回の大阪市長選挙では、それがはっきりしたように見えます。

新市長の方はメッセージがはっきりしておりました。大阪都構想です。

これに対して前市長の方は、まったくメッセージがない。

いままでどおりやって何が悪かったのか、と開き直った感がありました。

二重行政といった不効率なお金の問題を考えれば、なんとかしないといけないのでしょうが、それに対する提案がたぶんまったくなかったのでしょう。

これからは何をやるかをはっきり伝える能力が、リーダーには特に求められるところでしょう。

ただし、自分でよく研究し、自分の口で信念として語れないリーダーはダメでしょう。

TPPの野田さんのように、明らかに不勉強で自信がなく、ただ官僚の話に乗っているにすぎないのが丸見えのリーダーでは、ついていく人はいないでしょう。

自分でゴールが語れるリーダーでないと、変革の時代にはもう通用しません。

自分のやろうとしていることをよく勉強し、だいたいどのような形で進めていけばよいか見えているリーダーでないと、人はついてきません。

約束を破るのもダメです。

消費税増税は、税金の無駄をなくす策を十分尽くしてからだという約束でした。

その約束を忘れて、ただ増税法案を打ち出す。どういう神経をしているのか、よくわかりません。

このリーダーも長くはないように見えます。

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