リーダー研修で何を学べばよいのか?

リーダーのコミュニケーション能力を高める通信教育研修を行っているL研リーダースクールの佐藤直曉です。

このブログでは、コミュニケーションに限らず、もう少し広い範囲でリーダーの条件とは何かといった問題を追及してまいります。

まず、リーダーとは何をする人かということから始めます。

こういう質問には、人の数だけ答えがあるのが実状です。それは、各人の立場で考えているから。

大企業のトップは、彼らが行うべき事を念頭にリーダーについて述べます。

中小企業のトップも同様。当然、大企業とは求められるものが違うものがあります。

また、係長クラスの人は、トップとは求められるリーダーの機能が違います。

ということで、百家迷走の状態です。

ですから、いま自分の立場でリーダーとして何を得たいのか、明確にすることが第一歩です。

みなさんの頭を整理するために、私はこんな分類をしてみました。


仕事の種類としては大きく言って3種類。目標設定、管理機能、それにケアリングです。管理機能と言うのは、いわゆるマネジメントのこと。

しかし、リーダーとマネジメントはちょっと違いますね。

リーダーは、部下がいる。部下に仕事をしてもらってはじめて役に立つわけです。

ですから、部下を励まし、動機付けし、成長させるといった仕事が大事になります。そういうこと全般をここでは「ケアリング」ととりあえず呼んでいます。

この機能は、職位によっても違うし、企業の規模、業種などによってずいぶん違うはずです。

そのあたりを考えて、何を勉強しようか考えてみるのも必要でしょう。

それから、ケアリングについては、早く始めるほどよいと思います。

基本的に、トップでもヒラでも必要です。しかも、共通していることが多いのです。

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■感受性、人間分析に関する参考書籍
『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)は、体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典大村益次郎ショパンとサンド、空海最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます。
L研リーダースクールでは立読みを準備しました。こちらから

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