どうしたら、部下のやる気を出させられるか。

リーダーのコミュニケーション能力を高める通信教育研修を行っているL研リーダースクールの佐藤直曉です。

このブログでは、コミュニケーションに限らず、もう少し広い範囲でリーダーの条件とは何かといった問題を追及してまいります。

昨日はリーダーシップスタイルと性格や職種の関係について述べました。

今日は、リーダー機能のなかで、先日触れた「ケアリング機能」――最近L研リーダースクールではコミュニケーション能力と呼ぶようにしていますが――これについて取り上げます。

この機能では相手が人間です。要は、やる気や元気をだしてもらって、仕事をよくやってもらおうということです。

リーダーとして部下を支配しようとか、言うことを聞かせようということではありません。

この面でいちばん大事なのは自発性の発揮です。

自発性の発揮、自由を与えられた行動こそ、人間の行動エネルギー出力が最も高まるものです。

その証拠?

1950年代から、ソ連アメリカが世界の覇権を争って、結局どっちが勝ちました?

自由意志こそ、人間の能力が最大に活かされます。

そういう組織環境をつくるのがリーダーの仕事でもあります。

自発性ができる組織を作るのはマネジメント(経営管理)の領域でもありますが、リーダーシップからのアプローチもありますね。

リーダーとして自発性を発揮させるにはどうすればいいか?

その人の得意の面、強味を発揮させるということが第一でしょうね。

では、その強味はどうして見抜くか。

そこに人間を見る目が必要とされるわけです。

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■感受性、人間分析に関する参考書籍
『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)は、体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典大村益次郎ショパンとサンド、空海最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます。
L研リーダースクールでは立読みを準備しました。こちらから

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