場違いなお相撲さん?の感受性
現在、L研リーダースクールのカリキュラム変更を考えています。
11月からは新体系に移行する予定です。
特に、感受性の理解を充実させたいと思っています。
コミュニケーションにおいて、機能を“ヒアリング”と“スピーキング”だとすれば、大事なのはヒアリングだと思います。
ここで言うヒアリング能力とは、相手のニーズがさっとわかる能力、相手の志向(性格や価値観)を的確に判断できる能力です。
これさえできれば、表現方法は多少ぼくとつであろうが、十分伝わると、考えます。
多くのコミュニケーション研修では、効果的な表現方法や接遇方法については取り上げています。
しかし、肝心の相手の性格、行動特性、意図、こちらに期待するもの――を察知する方法についてはあまり得意としていないようです。
しかし、これが分からない限り、その先に進んでもコミュニケーションをはかったことにはならないのではないでしょうか。
このヒアリング能力を鍛える上で、私が最高に優れていると思っているのが、野口晴哉がまとめた体癖論と感受性です。
感受性にはおおざっぱに10パターンがあります。この勉強をしますと、性格だけでなく、体形、運動特性、好みの色、音楽、かかりやすい病気など、網羅的に理解できます。
ですから、いろいろな切り口から相手の行動パターンを理解することが可能になります。
これに、コミュニケーション・スキルやマネジメント・スキルを組み合わせると、リーダーの能力は格段につきます。
もちろん対人折衝、人間関係にお悩みの方にも有効です。
今日は、このなかで、お相撲さんのお話をします。
かつて明武谷というお相撲さんがいました。背が高くヒョロっとした、相撲界でいわゆるソップ型と呼ばれるタイプでした。
それで、とにかく弱い。つかまったら簡単に投げられてしまう。しかし、彼には一つだけ得意技があった。いつでもそれをやって、それで幕内を維持していました。
その技とは「つり」です。背が高いから、相手を吊ってしまうのです。要するに、自分がクレーンになっちゃうのですね。
そこであだ名が「人間起重機」。今ではクレーンと言いますが。
こんな人でした。(やせた方の力士が明武谷)
さて、この人の感受性は?
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■感受性、人間分析に関する参考書籍
『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)は、体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典、大村益次郎、ショパンとサンド、空海と最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます。
一部立読みが可能です。こちらからどうぞ
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■11月12日(土)午後2時から4時まで、感受性の入門解説セミナーを東京で開催します。ご興味をお持ちの方はお申し込みください。お待ちしています。
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■リーダーのコミュニケーションスキルに関する参考書籍
『リーダー感覚 指導する喜び』(鳥影社)
ほめる訓練から説得の作法、リーダーの条件などについて詳しくまとめています。また、L研リーダースクールでは、実践的な研修を用意しています。
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