コミュニケーション能力を高めるには
コミュニケーション能力で特に重要なのは、相手の行動基準を察知することです。
この点は、多くの教育機関で軽視されているところです。
相手のことがわからなければ、こちらからどうやって働きかければいいのか。
相手の行動基準が素速く察知できるかどうかで、お客さんとの折衝、会社のなかで部下、上司や同僚との折衝、家族の中での対話がずいぶん変わります。
これに寄与するのが「体癖論」と「感受性」の知識です。
このセオリーには10種類の行動基準がまとめられています。
たとえば、非常に行動的で、じっとしていられない性分の人がおります。
一方で、何事も思索的で、じっくり取り組むことを好む人もおります。
たとえば、前者が受験生であり、後者が父親だった場合としましょう。
父親は自分の行動基準をもとに、息子の勉強態度を批判し、自分の好む勉強方法を求めます。
息子の方は、本来はひとっ走りでもして、エネルギーを消耗した方が、かえって頭が冴えるタイプなのです。
これは文武両道の人に多いタイプで、欧米のエリートはそうあるべきだと思われています。
相手の行動基準がわからないために、無用な家庭内摩擦すら起きることがあります。
会社でも同じことが起きえます。
ある営業所では、前任者がこのタイプでした。
このタイプは非常に行動的なので、営業マンにも同じように行動することを求めます。
事務所にいると、いかにもいやそうな顔をする。時間があったら外に出かけろ、と言いたいわけです。
ところが、新しい営業所長が異動してきました。
今度は後者のタイプです。
すると、やたらと営業計画書を書かせるのです。
営業マンは、外回りする時間がなくなったとぼやいています。
どちらが成績が上がるかは、言うまでもありません。
とにかく、相手の行動基準を察知することが、いろいろなコミュニケーションの出発点になります。
L研リーダースクールでは、いろいろな資料を用意しています。
また、セミナーなども定期的に開いております。
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新刊『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)では人間分析の方法論が示されています。体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典、大村益次郎、ショパンとサンド、空海と最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます現在、アマゾンなどのネット書店、紀伊國屋、ジュンク堂などの大手書店で販売中。
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